Linux(Ubuntu)につないだスキャナーを共有し、ネットワーク越しにWindowsマシンから利用する。 – Information Teaching Service 雄飛

Linux(Ubuntu)につないだスキャナーを共有し、ネットワーク越しにWindowsマシンから利用する。

こんにちは、脇保です。

Ubuntuを使ったローカルサーバーの再設定で再びメモ。

Ubuntu14.04→ Lubuntu16.04 64Bitに移行しました。

軽い、早い、しかも64Bit。
Lubuntu最高です。

大体は苦も無く普通に移行できました。

環境
OS:LUbuntu16.04 64Bit
インストールしているもの:
 HostAPD(ソフトウェア無線LANアクセスポイント)
 LAMP(Linux+Apach+MySQL+PHP)
 SAMBA(共有ファイルサーバ)
 SANE(スキャナ共有ソフトウェア)
 CUPS(プリンタ共有ソフトウェア)

で、今回は、SANE(スキャナ共有ソフトウェア)の設定についてメモメモ。

こちらでは、CanonのMG2130を利用しております。
そして、スキャナを認識できているかが重要でもあります。

こちらでは、以下のサイトを参考にしました。

スキャナーの検出やスキャナーのテストを行う
https://kledgeb.blogspot.jp/2014/06/ubuntu-sane-2.html

認識が確認できたら、先ずはインストールから。
端末を開いて、以下を打ち込んで走らせます。

sudo apt-get install sane sane-utils xsane xinetd

次に、設定ファイルを書き込んでいきます。

以下を端末から打ち込んで編集します。
エディターはお好きなものを。こちらはgeditを使用していますのでgeditで。

sudo gedit /etc/default/saned

以下は編集内容。
以下の箇所を編集します。

# Set to yes to start saned under Sys
RUN=yes #yesにする

# Set to the user saned should run as
RUN_AS_USER=root #rootに変更する

お次はsaned.confの編集。

sudo gedit /etc/sane.d/saned.conf

以下は変更箇所。

#scan-client.somedomain.firm
192.168.1.0/24  #クライアント(呼び出し側)となるPCのIPを指定、もしくはその範囲を記述します。
#[2001:db8:185e::42:12]
#[2001:db8:185e::42:12]/64

その次はzintedの編集。
以下を端末から打ち込みます。

sudo gedit/etc/xinetd.d/saned

エディタに以下を記述します。

service sane-port
{
    disable = no  #disableをno、つまりEnable。
    port = 6566   #Port番号を指定
    socket_type = stream
    wait = no
    user = root #ユーザ権限をrootに(だと思う。曖昧ですいません)
    server = /usr/sbin/saned #スキャナソフトウェア「saned」をサーバに指定します。
}

以下も可能なら。
(当方設定し忘れておりましたが、無事動作していました(爆))

sudo gedit /etc/sane.d/net.conf

# saned host (network outage, host down, …). Value in seconds.
connect_timeout = 60  #タイムアウトの秒数を指定します。

localhost #「saned」のホストを指定します。

あと、このままだと、UFW(UbuntuFireWole)に引っかかる筈ですので、
sudo ufw allow Port番号
で、通してあげてください。

サーバー側は以下で完了です。

次にクライアント側。
(Windows機を前提に話を進めます。)

SANEWinDSというアプリケーションをインストールします。

soreceforgeの以下のページからダウンロードできます。
https://sourceforge.net/projects/sanewinds/

あとは、普通にインストール。

使用方法。

ソフトを立ち上げます。
初回起動時は、サーバーのアドレスを聞かれますので、サーバーのIPアドレスを入力します。
※ サーバー側のPort番号が初期状態の設定のままであれば、Port番号は変更しません。

次に、ファイルの保存場所、ファイル名の保存形式、ファイルの種類(BMPか、Jpegか、PDFか等)、
解像度やらカラーかモノクロ、等を設定していき、設定が完了しボタンを押すと、
スキャナーが動作し、スキャンを開始します。

読み取りには少し時間がかかりますが、読み取ると、指定の場所に保存されます。

以上、です。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です